[V-354] コンクリート表層部の品質を考慮した塩害劣化の予測
キーワード:鉄筋コンクリート、塩害劣化、細孔径分布、腐食量
近年,塩害による鉄筋コンクリート構造物の劣化が大きな社会問題となっている.塩害により劣化した構造物は構造性能や使用性に問題を生じ,供用を続けることが困難となる.塩害を受ける構造物を長期にわたって供用し続けるためには,塩害劣化の進行を適切に予測することが必要である.コンクリートはその表層部で品質が悪い部分が存在し,塩化物イオンの浸透が早くなる.そのため,かぶりの薄い構造物では品質の影響を受けて早期劣化が早まる.本研究では,表層のコンクリートの品質を考慮した劣化予測モデルを構築した.さらに,この予測モデルを実構造物の調査結果と比較することで,その妥当性を検証した.
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