[V-359] 非破壊試験の組合せ評価によるコンクリート構造物の予防保全型診断手法の研究
キーワード:蛍光X線分析、表層透気試験、塩化物イオン、非破壊試験
塩害や中性化といった劣化機構では,局所的な診断箇所の評価が構造物を代表するかは不明確である. 適切な位置で安全側の判断をするために,多数の箇所で,かつ繰返しの評価が可能な非破壊試験に着目し,予防保全型の診断手法としての有用性を検討することとした. 本研究では,性質の異なる複数の非破壊試験を組み合わせることで,実構造物の耐久性の診断方法としての確立を目指して検討した. 本稿では,蛍光X線分析と表層透気試験の組合せ評価による,塩害劣化の進行状況の予測の可能性について実験的に検討した. その結果,蛍光X線分析と表層透気試験の組合せにより,コンクリートの塩害危険度を定性的に評価できる可能性を見出した.
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