路面評価（舗装）(1)

[V-433] ベトナム社会主義共和国・ハノイ市周辺の舗装の状態について

*岡島 穂高¹、城本 政一¹、ファム　ホアン キエン² (1. 大成ロテック株式会社、2. 交通運輸大学(ハノイ))

キーワード：IRI、舗装点検要領、道路維持管理、ベトナム社会主義共和国

社会資本の整備が進められているベトナムにおいて，既存の社会資本ストックの効率的な維持管理は重要である．そこで筆者らは，比較的安価に舗装のIRIを測定できる装置を用いて，舗装の状態を評価し，ベトナムに適した舗装マネジメントシステムを構築することを目指した．本文では，研究の一部として実施した，ハノイ周辺の舗装のIRIを測定した結果を報告する．ハノイ周辺の道路のIRIを測定した結果，IRI_10mが8以上の出現率は，国道が2.0 %，環状道路が1.3 %，州道が11.1 %，街路が4.2 %となった．IRI悪化の原因として，建設工事に伴ったパッチングのような施工ジョイント部の段差や，路肩陥没などが確認された．