令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

クリープ・収縮

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:藤井 隆史(岡山大学)

[V-495] セメント種類がコンクリート内部の湿気移動速度に及ぼす影響

*大野 拓也1、小亀 大佑1、三谷 裕二2、丸山 一平3 (1. 太平洋セメント、2. 太平洋シンガポール、3. 名古屋大学)

キーワード:相対湿度、湿気移動、ボルツマン変換、セメント種類、見かけの拡散係数

コンクリート構造物の収縮ひび割れを精度良く予測するためには,コンクリート内部の湿気移動現象を把握することが重要である。本検討では直径10cm,厚さ1cmに切り出した円盤状の供試体を用いて,種々のセメントにおけるコンクリート内部の相対湿度を測定し,その結果に拡散方程式ならびにボルツマン変換を適用して見かけの拡散係数を推定した。その結果,普通セメントの見かけの拡散係数と比較して高炉セメントB種は大きく,中庸熱セメント,低熱セメントは小さい結果であった。また,深さと乾燥期間別に見かけの拡散係数を比較した結果,乾燥面から深いほど,乾燥期間が短いほど相対湿度80%以上で大きくなる傾向であった。

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