[V-521] 珊瑚由来の石灰岩骨材の形状の違いがコンクリートの耐摩耗性に及ぼす影響
キーワード:珊瑚骨材、海水、耐摩耗性、単位粗骨材容積
遠隔離島においては、現地で調達できる海水と珊瑚由来の石灰岩から製造される骨材(以下,珊瑚骨材と称す)をコンクリート用材料として用いることが求められる。著者らは、珊瑚骨材を用いたコンクリートの配合条件が耐摩耗性に及ぼす影響を明らかにすることを指向し、流体エロージョン試験を行った。その結果、コンクリートの耐摩耗性は、コンクリート強度が比較的小さい領域においては単位粗骨材容積を増加すると向上するが、圧縮強度の増加に伴いその傾向は小さくなること、珊瑚骨材を用いることによる耐摩耗性の低下は、水セメント比や単位粗骨材容積を小さく設定することで改善できることを明らかにした。
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