[V-531] 骨材にシリコマンガンスラグを用いたコンクリートの熱膨張係数の評価
キーワード:シリコマンガンスラグ、凍結融解、熱膨張係数
本研究の目的は、粗骨材に産業副産物であるシリコマンガンスラグ(以下MnS)骨材を用いたコンクリートの有効利用のために、凍結融解抵抗性が劣るメカニズムを明らかにすることである。ここでは、凍結融解抵抗性に影響を及ぼす要因のひとつとして考えられる使用骨材の熱膨張係数に着目した。MnSを用いたコンクリート、モルタル、骨材自体の熱膨張係数を測定し、その結果から熱膨張係数が凍結融解抵抗性に与える影響を検討した。実験結果から、供試体の熱膨張係数と凍結融解抵抗性の直接的な相関関係は見られず、粗骨材とモルタルの熱膨張係数の差による拘束作用が凍結融解抵抗性への影響要因として大きいかどうかまでは判別できなかった。
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