令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法 (2)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 V-6 (幸町北6号館 611講義室)

座長:村上 祐貴(長岡工業高等専門学校)

[V-551] ASRを生じたコンクリート供試体の超音波トモグラフィー計測

*大林 俊介1、波多野 雄士2、三方 康弘1、井上 晋1 (1. 大阪工業大学、2. CORE技術研究所)

キーワード:ASR、超音波トモグラフィー、非破壊試験

ASRにより劣化を生じたコンクリートは,コンクリート内部のひび割れが圧縮強度,超音波伝播速度などの低下に影響を及ぼしていると考えられるが, ASRによるひび割れの分布状況がコンクリートの物性に及ぼす影響については知見が少なく解明できていない.本研究では,プレストレス導入量の違いがASRによるひび割れの発生状況や超音波伝播速度に及ぼす影響を把握するため,プレストレス導入量の異なる供試体を製作し,ひび割れ観察と超音波トモグラフィー計測を行った.プレストレスを導入された供試体は, PC鋼棒に平行なひび割れが卓越し,プレストレスの影響によりひび割れが幅0.1mm下のものが生じにくいと考えられる.

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