[V-574] 載荷方法の相違がモルタルのせん断付着強度および応力負担特性に及ぼす影響
キーワード:目粗し、せん断付着強度、応力負担特性、AE法
現在,コンクリート構造物の打重ねや補修補強における付着界面の一体性を評価する試験方法は,付加的な圧縮力が作用するなど,純粋なせん断応力での破壊試験とはなっておらず,規格に至っていない.本研究では,円柱状供試体で,軸方向の引抜きによりせん断付着力が生じる試験方法を独自に考案し,通常のせん断試験等との比較を通して,せん断付着強度と応力負担特性の違いを検討した.その結果、界面におけるせん断抵抗挙動の違いにより,引抜き載荷によるせん断付着強度は,通常のせん断試験結果と比べ2倍以上低くなり,応力負担特性はどちらにおいても,主として載荷方向先端付近で作用に抵抗することが示された.
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