[V-592] 機械式鉄筋定着工法の掛かりの違いがせん断補強効果に及ぼす影響に関する実験的検討
キーワード：機械式鉄筋定着工法、プレート定着、せん断破壊
せん断補強効果を期待して機械式鉄筋定着工法を中間帯鉄筋等に用いる際，定着具のかかりの程度によっては定着が良好でなく，半円形フックの代替としての適切なせん断補強効果を期待できない可能性がある．そこで本研究では、せん断補強鉄筋に機械式鉄筋定着工法を用いたはりの載荷試験において、軸方向鉄筋への定着具の掛かり量を変えた試験体を用いてせん断耐力を評価・比較することで、機械式鉄筋定着工法の定着具の変えられる鉄筋へのかかり量の差異によるせん断耐力への影響を評価した．結果として定着条件次第では破壊形態が変化し，僅かながら耐力に影響を及ぼすことが確認された．
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