[V-615] 特性の異なるねじ節鉄筋継手を用いた実大RC壁部材の性能評価
キーワード:ねじ節鉄筋継手、特性、部材性能、実大RC壁部材
ボックスカルバートのような壁状構造物の生産性向上を検討する上で,主鉄筋を機械式継手で継ぐこと,更に同一断面に設けることは有効であると考えられる.過去の研究では,これらを取り入れることで部材の変形性能は向上するとしているが,継手単体の特性と部材性能との関係までは明らかにされていない.本研究では,SA級,A級,B級相当,C級相当の4種類の特性を持つねじ節鉄筋継手を用いた実大RC壁部材にて正負交番載荷実験を実施し,その部材性能について評価した.その結果, B級相当以上の特性を持つ機械式継手を塑性ヒンジ部の同一断面に配置しても部材性能には悪影響がないことがわかった.
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