[VI-09] 施工事例分析に基づく線路下カルバートの構造諸元の決定方法に関する一考察
キーワード:線路下横断構造物、カルバート、設計、構造計画、事例分析
本研究では設計作業の効率化を目的に,線路下カルバートの施工事例を対象として,内空幅や内空高,土被りと各部材厚の関係に着目した分析を行った.施工実績の多い鉄筋コンクリート構造の線路下カルバート189 事例に対して分析を行った結果,上床版厚は内空幅と比例関係にあり,上床版厚=内空幅×0.8/10~1.0/10 と設定,側壁厚は上床版厚と同程度,下床版厚は上床版厚+100mm と設定,中壁を有する場合は中壁厚=500mm と設定する傾向にあることがわかった.構造解析の前段として上記の構造寸法を決定することで既存の線路下カルバートと同程度の主鉄筋量の設計ができる可能が高いと考えられる.
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