令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

各種基礎 (3)/施工計画 (1)

2019年9月5日(木) 08:40 〜 10:10 VI-8 (幸町総合教育棟 第22講義室)

座長:原田 雅弘(熊谷組)

[VI-1043] 大深度土留め壁へのTRD工法の適用について

*平田 望1、髙橋 伸知1、上嶋 靖治1 (1. 清水建設株式会社)

キーワード:TRD工法、大深度、砂質地盤

世田谷区に位置する和田堀給水所において,TRD工法で土留め壁を構築するにあたり,工法の適応限度に近い大深度な砂質土地盤に対して施工計画を立案した.掘削時においては,逸水や溝壁の崩壊,掘削後の砂礫分の沈降によるカッターポストの拘束が予想された.一方で造成時には,造成に時間を要して固化液にカッターポストが拘束されることが予想された.①岩盤削孔用のビットの使用,②高膨潤力ベントナイトの使用,③溝壁防護の地盤改良,④溝内水位のフロート管理,の4つを対策として立て,施工を実施できた.今後ますます大深度における土留めの施工が増えると考えられ,同様の条件でTRD工法を適用する際の知見を得ることが出来た.

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