[VI-143] 赤外線熱画像による橋梁コンクリートの温度差領域と密実性の関係
キーワード:赤外線サーモグラフィ法、非破壊検査、橋梁コンクリート、温度差、密実性
道路管理者は構造物の維持管理コストが将来逼迫することを見据え,合理的な維持管理を実践する必要がある.著者らは橋梁コンクリートを対象とした赤外線サーモグラフィ法による非破壊調査を行い,打音検査のスクリーニングに活用してきた.既往の研究において、取得した熱画像で特異な温度差を検出した箇所は,浮き・はく離などの変状を捉えるのみならず,内部から進行するコンクリートの劣化特性の把握と劣化予測に活用できる有用なデータであることを確認した.本論は,赤外線調査結果を用いて変状特性を分析し,脆弱なコンクリートを模擬した試験体による室内実験を実施することで,温度差領域と密実性の関係について考察したものである.
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