[VI-145] 可変スポット径のレーザ加熱光学系を用いた浮き・剥離の顕在化
キーワード:赤外線法、変状検出、可変スポット径レーザ加熱装置、アクティブ・センシング
橋梁やトンネルにおける崩落事故を未然に防ぐため,劣化の進んだコンクリート構造物の変状を迅速に把握する需要が増している.中でも,赤外線サーモグラフィカメラを用いて変状を可視化する赤外線サーモグラフィ法は,対象を遠方から非接触に計測できる手法であり,打音法に代わる検査法として注目されている.本研究では,遠方に照射する際に加熱範囲を精度良く調整できる可変スポット径レーザー加熱光学系を提案し,その有効性を室内での照射実験および模擬トンネルにおけるコンクリート片の加熱実験により評価した.実験から,照射範囲を適切に照射範囲を設定し,コンクリート構造物の変状を観測可能な手法であることが示された.
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