令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

設計技術 (2)/耐震・免震

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 VI-1 (幸町北8号館 811講義室)

座長:松井 俊二(大成建設)

[VI-20] PC鋼材を利用したRC中空断面に対する斜材定着方法の設計例

*田中 剛1、織田 敏彰1、鍋島 信幸1、河本 卓朗2 (1. 長大、2. 愛媛県)

キーワード:斜張橋、RC主塔、斜材定着構造、中空断面、合理的設計手法

本稿は,岩城橋の主塔で採用した斜材定着構造の設計方法を示したものである.斜張橋の斜材定着部は橋の安全性から非常に重要な部材であり,RC主塔の場合,鋼殻等の斜材定着用鋼部材を配置する方法が広く用いられてきた.一方で,岩城橋では,主塔のコストを合理的に縮減させる手段として,PC鋼材で補強された中空の主塔断面に対して直接斜材を定着させる構造を採用した.この構造に対する国内事例が少ないことに対しては,FEM解析等を利用して定着部作用する力の流れや,補強用プレストレス力の伝達経路の確認を行い,求める限界状態に対して確実に安全である斜材定着構造とするための設計手法の一例を示した.

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