[VI-464] 非火薬破砕剤を用いた坑内弾性波探査による切羽前方の予測
キーワード:弾性波探査、TSP303、機械掘削方式、非火薬破砕剤
山岳トンネルの施工では、合理的に施工を進めるため、切羽前方探査を実施する。中でも、坑内弾性波探査(TSP303)は、切羽前方の地質境界や走向・傾斜、地下水状況を把握する手段として国内で多く適用され、通常、起振源には火薬を用いる。本稿では、火薬の使用が難しい状況下でTSP303を行うため、非火薬破砕剤を用いて探査した結果を報告する。今回の探査により、切羽前方の破砕帯の出現と湧水の発生区間を精度良く予測できため、対策工を早期に計画・実施し、安全に施工を進めることができた。また、非火薬を用いることで、火薬を使用することが難しい状況下においても、TSP303による切羽前方探査が可能であると確認できた。
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