令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (5)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:片山 雄一朗(四国旅客鉄道)

[VI-521] 車体振動を用いた浮きまくらぎ検知手法の数値的検討

*久野 元1、蘇 迪1、長山 智則1 (1. 東京大学)

キーワード:浮きまくらぎ、マルチボディシミュレーション、LSTM

浮きまくらぎは、軌道劣化を促進し脱線の危険性を高めるため、検測が重要であるが、軌道検測車でも目視でも検測が困難であり、検測手法の確立が重要である。そこで本研究では、車体上下振動を用いた浮きまくらぎ検知手法を提案した。まず、マルチボディシミュレーションによって、浮きまくらぎによって発生する車体上下振動応答を算出した。その後、算出した振動を対象として、検知手法を検討した。本研究で提案した検知手法は、LSTMによって作成した自己回帰モデルを用いたものである。結果として、走行速度が速くなく、軌道狂い状態が悪くなければ、2本以上連続で発生した浮きまくらぎを高い確率で検知できる可能性が示された。

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