山岳トンネル (5)

[VI-538] 狭小トンネルへの発破超低周波音消音装置の適用

*菅原 健¹、藤本 克郎¹、岩根 康之¹、小林 真人¹、川澄 卓也²、安田 洋介² (1. 飛島建設株式会社、2. 神奈川大学)

キーワード：狭小トンネル、発破超低周波音、音響管、現場実験

トンネル工事の発破作業により発生する低周波音対策として、音響管の共鳴現象を利用した消音装置を開発している。本稿では、この消音装置を狭小トンネルへ適用し、低減効果を検証した結果について報告する。
　検証の結果、消音装置の設置により、対象とした周波数で、0～13dBの低減効果を確認した。低減効果が現れなかった周波数については、設置位置を調整することで低減効果を向上することができる可能性が示唆された。