[VI-698] 堤体増厚コンクリートのひび割れ抑制対策(笠堀ダム嵩上げ工事報告)
キーワード:ダムリニューアル工事、嵩上げ、薄層増厚コンクリートの耐久性向上、ひび割れ防止
笠堀ダム嵩上げ工事は、平成23年五十嵐川災害復旧助成事業の一環として、新潟県三条市の笠堀ダムを運用しながら堤高を4m嵩上げし、ゲート設備を更新することにより、洪水調整容量を増加させる工事である。嵩上げ工事に伴い、ダムの安定条件を満足するためダム堤体下流中腹より薄層増厚コンクリートを打設するが、ダム軸方向の延長が長く、上下流方向が薄い形状のため、ダム軸直角方向鉛直のひび割れが懸念された。これに対し、過去の実績の分析や3次元温度応力解析の結果から中間継目の挿入や緩衝金物の設置などの対策をおこない、ひび割れの発生を防止した。
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