[VI-753] 既設トンネルに近接した地形改変が与える覆工変状原因の予測について
キーワード:近接施工、トンネル上部盛土、空洞調査、FEM解析
本トンネルは,1985年に竣工(矢板工法)し,竣工後8~9年後にトンネル上部で切・盛土工事及び工場建設が行われた。覆工ひび割れ変状位置は,この盛土による近接施工上の位置で発生し,既存資料からは,竣工時の土被り10.8mに対し20.6mの盛土が施工されていた。一般的に盛土した場合は上載荷重が増大し,アーチ天端に変状が発生するが、現況の変状形態は違い,上部に引張られるように変位し,両アーチ肩部にひび割れが発生していた。本論は,盛土による近接施工の影響度と現状の変状形態の相違点に着目し,FEM解析を用いた検証により変状原因を予測した結果について報告するものである。
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