鉄道 (9)

[VI-863] 鉄道盛土上における小口径回転圧入鋼管杭を用いた防音壁基礎の施工

*大和 三晃¹、飯島 正泰¹、猿渡 隆史¹、近藤 政弘¹、清水 隆弘² (1. 西日本旅客鉄道、2. 大鉄工業)

キーワード：小口径回転圧入杭、盛土

本稿は、単線鉄道の複線化に伴い盛土の法肩部に防音壁基礎を施工するにあたり、営業線に近接する狭隘な環境下で採用した、基礎杭施工方法の選定および施工にあたっての課題の解決を目的とする。今回採用することとした小口径回転圧入鋼管杭は、社内でも試験施工段階であり施工性や基礎の形状に課題を有していた。そこで、本施工にあたり構造の見直しや、品質管理項目の設定を行った。類似の施工環境で多用される深礎工法を本施工法とを比較すると、施工の結果、杭打設に転石等が支障しないという条件では、コスト、施工速度とも本工法が大幅に有利であることが確認された。