軌道保守 (11)

[VI-914] 絶対線形計測装置IMS3000を活用した軌道整備計画の策定

*石見 涼¹、齊藤 俊明¹、齋藤 俊祐¹、松田 博之¹ (1. 東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード：絶対線形、IMS3000、IMU(慣性測量装置)、軌道整備、スラブ横移動

新潟新幹線保線技術センター管内には震災の影響等により線形が崩れたため、調整幅の大きい通り用タイプレートを用いて補修した箇所が多数存在している。加えて、通り用タイプレート敷設箇所にはレール転倒防止装置が設置できない。そこで本研究では、列車の更なる安全運行や快適な乗り心地を支えることを目的として、IMU（慣性測量装置）を搭載した絶対線形計測装置IMS3000を用いて絶対線形を計測し、スラブ横方向の移動量の制約を踏まえて可能な限り現状線形を線路緒元に近付け、通り用タイプレートを撤去する計画線形・軌道整備計画を策定した。