令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

海外工事

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 VI-6 (幸町総合教育棟 多目的室1)

座長:西嶋 岳郎(安藤・間)

[VI-987] 海外の軟弱地盤改良工における受発注者間の地盤リスク負担に関する一事例

*大岡 晃1、木之下 聡1、石井 裕泰1 (1. 大成建設)

キーワード:海外工事、地盤改良、軟弱地盤、地盤リスク

本稿は、スリランカの高速道路プロジェクトを例に挙げ、海外プロジェクトにおける地盤リスクの受発注者の負担区分を概説するとともに、請負者の視点からリスク顕在化を回避するための取組みについて述べたものである。海外特有の事情、すなわち地盤調査結果の信頼性等に起因して、工事着手後に施工計画の大幅な変更が発生し、請負者にコスト負担を強いられるケースがある。しかし、本プロジェクトでは請負者が地盤リスクを取りつつも発注者が定めた地盤改良パターンの中から適切なパターンを選択する契約方式が採用されたことにより、リスクが受発注者で共有され、双方にとって成功裏にプロジェクトを完遂させることができた。

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