[VII-75] 籾殻を用いた汚染水からの重金属吸着に関する研究
キーワード:坑廃水処理、籾殻、吸着材、重金属
休廃止鉱山の坑廃水は毒性の強い重金属が含まれており,半永久的に流出し続けるため,処理し続ける必要がある.坑廃水の処理方法として,現在は主にアルカリ薬剤を用いた中和処理が行われているが,低コストで中和能力の高い薬剤は少ない.また,坑廃水の処理時に発生する中和殿物の処理についても難点がある.本研究では,低コストと高性能の両立を達成するため,産業廃棄物である籾殻に着目し,重金属の吸着特性を検証する.試験結果から,籾殻と粉末籾殻はZn,Cu,Cdに対して十分な吸着性能を有しており,籾殻を用いた方が高い吸着量を示したことから,籾殻は坑廃水内の重金属吸着に対して有効な手段となり得ることが明らかになった.
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