[CS10-09] 地表に出現した断層データを用いた最大断層変位量推定に関する検討
キーワード:最大断層変位量、地表地震断層、断層出現距離、非超過確率
本報では,土木学会 地震工学委員会「断層変位を受ける地中管路の設計手法に関する研究小委員会」活動の一環として,断層横断部における合理的な耐震設計の提案を目的に,日本,海外の事例を正断層,逆断層,横ずれ断層に分類し,これらの事例を用いて最小二乗法により断層出現距離から最大断層変位量を推定する式を求めた.さらに地震動推定で用いられている非超過確率により,最大断層変位量を推定する方法を検討した.検討の結果,従来から用いられている推定式と比較して,非超過確率を考慮した推定式であれば計測された多くの最大断層変位量に対応可能となるため,より安全な配管設計を提案することが可能であることを確認した.
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