令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

地盤振動

座長:山田 雅行(ニュージェック)

[CS10-45] 稠密微動探査による1943年鳥取地震の鹿野断層ごく近傍における地盤震動特性の把握

〇小林 和生1、岡野 三里1、西村 武1、野口 竜也1、香川 敬生1 (1.鳥取大学)

キーワード:1943年鳥取地震、鹿野断層、H/V、位相速度分散曲線

1943年鳥取地震では鹿野断層が形成された.本研究では,鹿野断層ごく近傍の鳥取市法楽寺地区において稠密に微動探査を行うことによって,この地域の地盤震動特性を明らかにした.
地表地震断層直上とその周辺について,3成分単点観測を面的に31点で実施した.また,チェーンアレイ観測(3測線)を,断層を跨ぐように約20mの範囲で実施した.
3成分単点観測の結果より,H/Vの卓越周期及び形状が0.1~0.4秒の範囲で変化が見られた.これは堆積層の層厚の変化によるものだと考えられる.
チェーンアレイ観測の結果より,測線の範囲内で位相速度分散曲線が変化する測線があり,またH/Vは全測線で形状が変化することが分かった.

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