[CS11-25] 陸側遮水壁の間引き運転について- 凍土方式遮水壁大規模整備実証事業(その18) -
キーワード:陸側遮水壁、凍土遮水壁、維持管理運転、間引き運転、福島第一原子力発電所
福島第一原子力発電所では,凍土方式による陸側遮水壁の造成により原子炉建屋への地下水流入を抑制している。現在は壁厚の制御を行う維持管理運転へ移行し,周辺構造物の変状等を抑制している。しかし,凍土壁山側は海側と比較して維持管理運転による停止率が低く,効率的な運用ができていない。冷熱供給を継続しつつ周辺設備への影響を緩和するための方策として凍結管の間引き運転を立案し,解析によりその有効性を確認した。その後凍土壁山側の一部を対象に間引き運転による試験運用を実施し,その効果について評価した。間引き運転を実施することで冷熱供給は抑制されるが,間引き率に応じて地中温度の上昇程度は変わることが確認された。
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン