令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるAIの活用

土木分野におけるAIの活用(3)

座長:宇野 昌利(清水建設)

[CS15-14] ニューラルネットワークを用いた逆解析による梁のレベル別欠損同定

〇纐纈 恭敏1、小山 茂1 (1.信州大学)

キーワード:ニューラルネットワーク、逆解析、ヤング率、振動特性

近年,土木分野ではAIの導入が進んでおり,その一つに画像処理によるひび割れ検出技術があるが,内部損傷の発見は困難である.構造物の外部情報から内部の情報を予測する一つの手法として逆解析があるが,解の唯一性の問題等から適切な解を見出すのは難しい.そこで本研究では,逆問題の解法にニューラルネットワークを適用することを試みる.ニューラルネットワークは人間の脳機能を模した並列計算処理であり,人間が発見できない複雑なデータの偏りやパターンを発見することに優れている.ここでは,欠損によって剛性の低下した梁を対象に,その振動特性からニューラルネットワークを構築し,欠損段階を予測し精度について確認した.

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