令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるAIの活用

土木分野におけるAIの活用(3)

座長:宇野 昌利(清水建設)

[CS15-17] RC梁の有限要素解析結果を教師データに用いたひび割れ予測AIの開発及び精度の考察

〇高柳 雅樹1、佐藤 靖彦1 (1.早稲田大学)

キーワード:AI、FEM、深層学習、機械学習、ひび割れ

我が国では社会資本の老朽化が進んでいる一方、これらの維持管理の担い手が減少している背景で土木分野でもAIを活用した手法が開発されつつある。本研究では有限要素解析で得られたひび割れ情報を教師データとして用いて機械学習によりひび割れ正常を予測できるAI技術の開発を試みた。教師データの作成にあたって2次元のRC梁で有限要素解析を行い、載荷方法のデータを学習した後に学習を行っていない載荷方法のひび割れ図をAIに予測させた。データの学習方法によって精度は異なり、学習する範囲を広くすると精度が向上した。データ量に応じてニューラルネットの構造を深くするなど工夫をすればシステムは実用可能であると分かった。

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