地方自治体における土木技術の伝承

[CS18-06] 南紀白浜空港におけるIoTを活用したアセットマネジメント

〇髙橋 利之¹、猪爪 一良¹、植田 知孝¹、坂口 浩昭¹ (1.オリエンタルコンサルタンツ)

キーワード：空港、アセットマネジメント、維持管理、IoT、ドローン、土木技術の伝承

現在、地方空港における土木施設の維持管理は1～2名の担当職員が行っているが、点検方法が効率化されておらず、担当職員も数年で異動となるため、維持管理にとって最も重要な点検や補修の記録、経験値等の継承が十分に行われていない状況にある。また、敷地条件が厳しい空港では進入灯等を設置するために橋梁を設置しているところも多く、橋梁の定期点検の効率化も望まれている。本稿ではこれらの課題を解決するために和歌山県の南紀白浜空港において実践しているIoTを活用した巡回点検支援システムやドローンを活用した進入灯橋梁の定期点検について紹介するとともに、今後のアセットマネジメントの目指すべき方向性について所感を述べる。