[CS6-18] 上下部一体構造のアンカービーム接合部におけるずれ止め配置の検討
キーワード:上下部一体、合成桁、アンカービーム、有限要素法、ずれ止め
合成桁とRC橋脚の上下部一体構造にアンカービーム方式の接合部を用い,送出し架設の施工性向上のためにアンカービームを分割施工する場合,アンカービーム部に多数のずれ止めを設置する必要があることが施工上の障害となる.本研究では,非線形FEM解析を用い,ずれ止めに働くせん断力を把握し,ずれ止め本数低減と配置変更が断面力の分担や破壊形態に与える影響を確認した.その結果,アンカービームに作用する断面力からずれ止め本数を設定可能であること,アンカービーム先端に多くのずれ止めを配置するとずれ止めが受け持つせん断力の分担が平均化されること,ずれ止め配置の変更が接合部の破壊形態に与える影響は小さいことが分かった.
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