令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(6)

座長:岡本 修(茨城高専)

[CS9-56] ステンレス鋼球を用いた抵抗値変化の異方性による二次元載荷方向の推定方法

〇間宮 基貴1、白石 啓太1、ピパットポンサー ティラポン1、肥後 陽介1、川野 健一2、須賀原 慶久3 (1.京都大学大学院工学研究科、2.鹿島建設(株)、3.坂田電機(株))

キーワード:電気抵抗、接触力学、平均応力、載荷方向、センサ技術

地盤内の応力方向の情報は様々な土木構造物の施工管理や安定性などを確認する上で決定的な情報であるが,その測定手法の開発は遅れを取っている.本研究では,圧力に応じて弾性的に形状が変化し導電性が大きい低抵抗の粒子である金属鋼球を用いた,2次元載荷方向の測定原理を確認することを目的とする.未知の方向から載荷される鋼球群サンプルの各方向の抵抗値変化の大きさの実測値の割合から,サンプルに対してどの方向に載荷がなされているかを推定する手法について検討した.結果,本研究の手法によりある程度の載荷方向の推定を行うことができ,またフィッティングによる推定精度の向上を確認した.

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