令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

衝撃(解析)(1)

座長:永田 聖二(電力中央研究所)

[I-164] ひし形金網の落石捕捉性能に関する重錘落下衝撃実験

〇今野 久志1、中村 拓郎1、葛西 聡1、小室 雅人2、岸 徳光2 (1.国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所、2.室蘭工業大学大学院)

キーワード:従来型落石防護柵、ひし形金網、重錘落下衝撃実験、貫通、捕捉性能

本研究では,従来型落石防護柵の構成部材であるひし形金網の落石捕捉性能の把握を目的に,支柱間隔が3m,柵高さ2mの従来型落石防護柵の1スパン分の部分模型を対象に,ワイヤロープ間隔よりも小さい重錘を用いた重錘落下衝撃実験を実施した.その結果,実構造物の被災事例と同様のひし形金網の貫通状況を実験的に確認することができた.また,素線径を4.0mm以上とすることによってワイヤロープ間隔と同程度の直径を有する落石をひし形金網で捕捉できる可能性を示した.

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