令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

免震・制振(1)

座長:武田 篤史(大林組 技術研究所)

[I-183] 熱老化やせん断疲労を与えた超高減衰ゴム支承の性能評価 その2 熱老化やせん断疲労を与えた超高減衰ゴム支承の材料試験

〇中村 昌弘1、稲荷 優太郎2、神田 智之1、丸山 健司1、近藤 誠一1 (1.ブリヂストン、2.高速道路総合技術研究所)

キーワード:橋梁、ゴム支承、熱老化、せん断疲労、材料特性

近年,地震時にゴム支承においてゴムと内部鋼板の界面及びその付近で破断が生じたという事例が報告されている.本検討では経年劣化がゴム支承の耐久性に及ぼす影響を確認する為に,ひび割れなど外傷がない前提の下で100年相当の熱老化と5000回のせん断疲労を与えたゴム支承より試験片を作成し、ゴムの引張試験とゴムと鋼板の剥離試験を行った.その結果,ゴムの切断時引張強さやゴムと鋼板の剥離強度は熱老化やせん断疲労を与えない供試体と顕著な差が無いことを確認した.また、剥離強度は,道路橋支承便覧及びNEXCO構造物施工管理要領に規定される値の2~3倍であり、すべての試験片でゴム部の破断であることを確認した。

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