令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(設計)(1)

座長:斉藤 雅充(公益財団法人 鉄道総合技術研究所)

[I-207] FEAを用いた開口部を有する桁の応力集中部の応答照査法に関する検討

〇杉山 直也1、赤松 伸祐1、青木 康素2 (1.阪神高速道路技術センター、2.阪神高速道路)

キーワード:鋼桁橋、FEA、応答照査法、応答抽出、応力集中部

鋼I桁多主桁橋を対象としてFEAを実施し,応答評価に関する基礎的な検討が行われている1)2).しかし,新設設計や補修設計で応力や変位などを評価する場合に,応力集中部において応答をどのように評価するのか明確な基準や手法は確立できていない.そこで,本検討では応力集中部の応答の事例として,主部材に排水管やマンホール等の開口を設けた場合の開口部の応力集中に着目し,開口部を設けた桁の部分モデルを用いて,局部応力の影響範囲や程度,初等梁理論より求めた公称応力と比較し,将来的に公称応力と許容値との関係で照査できるFEAでの応力抽出法の検討を行った.

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