令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学(2)

座長:野田 稔(高知大学)

[I-236] 一定速度回転時の非定常空気力に基づく矩形断面の大振幅ねじれフラッターの検討

〇後藤 崇文1、八木 知己1、小野 拓海1、奥西 智也1、松宮 央登2、野口 恭平1 (1.京都大学、2.電力中央研究所)

キーワード:ねじれフラッター、大振幅応答、ねじれ速度、一定速度回転

長大橋では空力自励振動が問題となるが,振動発現後の大振幅応答に関する研究はあまりなされていない.中でもねじれフラッターはねじれ速度を考慮しない準定常理論では説明できず,未解明な部分が多い.そこで本研究では一定速度回転中の矩形断面に作用する非定常空気力を計測することにより,ねじれ速度を持つ矩形断面の空力特性を把握した.さらにそれを通じてねじれ1自由度系を対象に,ねじれフラッターについて検討した.その結果,空気力はねじれ速度の影響が大きいことが確認された.また計測した空気力よりねじれ速度を考慮した空気力を算出し,時間領域応答解析を実施することで,ねじれフラッターを説明可能であることが示された.

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