令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁振動(実験・測定)

座長:宮森 保紀(北見工業大学)

[I-250] 振動による橋梁添架管路のボルト外れ検知の実現に向けた実設備計測

〇小林 大樹1、池口 雄大1、風戸 千紘1、中川 雅史1、荒武 淳1 (1.NTTアクセスサービスシステム研究所)

キーワード:維持管理、振動モニタリング、橋梁添架、ボルト緩み、FFT

占用物件である橋梁添架管路は、道路橋と同様に適切な維持管理を行うことが求められている.その品質向上とコスト削減に向けて振動による劣化検知の実現が期待されている.そこで,本研究では実設備の橋梁添架管路における振動計測データからUボルトの緩みを検知可能か検証した.橋梁添架管路へ加速度センサを取り付け,車両通過時の振動を日中時間において連続計測した.結果,既往のモデル検証と同様に最大ピークを示す周波数の変化がUボルトの緩み/締結の差異として確認された.加えて、低周波数帯(10~20 Hz)のピークの急峻さや高周波帯(80 Hz後半)のピーク有無にてUボルトの緩みを検知できる可能性を新たに見出した.

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