令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁振動(実験・測定)

座長:宮森 保紀(北見工業大学)

[I-251] 有限要素モデルを用いた局所的な損傷による振動数変化に関する考察

〇廣岡 拓海1、林 厳1、金 哲佑1 (1.京都大学)

キーワード:振動モニタリング、有限要素解析、局所的損傷、温度変化、支承部性状

橋梁の振動モニタリングに関する研究が多く行われている中,対象橋梁の振動特性の変化と,その変化のメカニズムを定量的に把握することが重要である.鋼鈑桁橋に対して損傷と振動実験を行った結果,局所的な損傷導入後,橋梁の振動数変化が確認された.本論文では,有限要素モデルを用いて実現象を再現し,局所的な損傷と支承部の性状の変化が,橋梁の固有振動数に及ぼす影響について検討し,また,橋梁の温度変化を考慮した検討を行い,支承性状の変化要因について考察した.その結果,損傷に対する感度は振動モード,境界条件ごとに異なるとわかり,温度変化は支承性状の変化に対して,局所的な損傷以上に振動特性に影響を及ぼすと考えられる.

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