令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁振動(実験・測定)

座長:宮森 保紀(北見工業大学)

[I-254] 部材温度の変化を考慮した鋼鈑桁橋モデルの固有振動特性

〇吉中 正滋1、柴田 祐貴1、宮森 保紀1、大胡 拓矢2、富岡 昭浩2、宮下 剛3 (1.北見工業大学、2.日本航空電子工業(株)、3.長岡技術科学大学)

キーワード:構造ヘルスモニタリング、振動特性、部材温度、FEM解析

橋梁の振動計測データから固有振動特性を同定するには温度などの外的作用が動的応答特性に与える影響について検討する必要がある。本研究では、北海道北見市内の橋梁で計測した動的応答特性の変化に対して、数値解析を用いて温度が固有振動数の変動に与える影響について検討した。複数モードに対応するため、2次部材を含む詳細なモデルを構築し,温度による影響として部材の物性値を温度毎に一律に変化させて固有振動解析を行った。解析結果からモード形状によって固有振動数の変動傾向が異なることを確認した。今後、部材毎の温度変化の違いを反映した解析を行うことで、モード毎に固有振動数の変動をより詳細に再現できる可能性がある。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン