[I-394] 動的加振下の断面修復部の剥落危険性に及ぼす相対湿度と付着特性の影響
キーワード:断面修復工法、湿度移動解析、乾燥収縮、有限要素法
社会インフラの老朽化に伴い,橋梁等の社会基盤施設において断面修復工法を用いた補修が行われている.しかし,補修後のコンクリート構造物において再劣化による早期剥落事例が報告されている.本研究では,断面修復部の剥落危険性を定量的に評価するため,既設部の初期相対湿度,既設部と断面修復部の付着強度を変化させた解析モデルに対して,湿度移動・応力解析及び動的解析を行うことで,これらの条件の違いが断面修復部の剥落危険性に及ぼす影響について検討した.ひび割れ分布及び断面修復部底面の加速度応答の結果から,既設部の初期相対湿度が低く,既設部と断面修復部の付着強度が小さいほど剥落危険性が高まることが明らかとなった.
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