[I-434] 2011年東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動からの回復によって生じた漁港施設の問題点と対応法について
キーワード:地殻変動、東北地方太平洋沖地震、漁港、原形復旧
東北地方太平洋沖地震では,東北地方から関東地方にかけての太平洋岸で地盤が沈降した.漁港は岸壁高さに対し海水面が高くなりすぎて使いづらくなった.地盤が大きく沈降した宮城県や岩手県南部では,多くの漁港が嵩上げされた.2014年秋ごろになると岸壁が高くなり使いづらいという声が漁業関係者から聞かれ始めた.これは地震時に大きく沈降した地盤が徐々に回復(隆起)していったためである.著者らは,そのような一連の経緯を地殻変動データと関連させ,取りまとめてきたが,本研究は,地殻変動からの回復によって漁港施設に生じた問題点とそれぞれの漁港の対応法について,現地調査,ヒアリングの結果を報告するものである.
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