令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(点検・調査)

座長:長山 智則(東京大学)

[I-330] アクティブ温度ギャップ法を用いた鋼構造物内の疲労き裂の検出

〇春風 侑哉1、塩澤 大輝1、林 昌弘2、阪上 隆英1 (1.神戸大学工学研究科機械工学専攻構造安全評価学研究室、2.本州四国連絡高速道路(株))

キーワード:赤外線サーモグラフィ、温度ギャップ法、疲労き裂、検査、長大橋

長大橋のUリブ鋼床版に発生したビードき裂を検出する非破壊評価手法として温度ギャップ法が提案された.本手法では,舗装が温められた場合の温度分布を,赤外線サーモグラフィを用いて計測し,得られた温度分布計測に基づいて疲労き裂を検出できる.温度ギャップ法は,防食塗膜を除去することなく遠隔からの疲労き裂検出が可能である.一方,人工的な加熱を与えるアクティブ型では,入熱量や加熱位置を制御できることから,計測環境によらず安定して高精度な疲労き裂の検出が可能になると考えられる.本報告では,加熱方法として,ドライヤーによる熱風,および熱湯を含んだフェルト布接触を適用し,き裂の検出が可能になることが分かった.

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