令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁床版(1)

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[I-362] 輪荷重走行試験によるワッフル型UFC床版の耐疲労性評価

〇一宮 利通1、永井 勇輔1、小坂 崇2、近藤 恒樹2 (1.鹿島建設株式会社、2.阪神高速道路株式会社)

キーワード:超高強度繊維補強コンクリート、道路橋床版、輪荷重走行試験、疲労、鋼床版

筆者らは,鋼床版と同程度の軽さながら高い耐疲労性を有するワッフル型UFC床版を開発している.ワッフル型UFC床版については,設計輪荷重の100kNに対して最大220kNを載荷した輪荷重走行試験を行っており,100年相当以上の耐疲労性を有していることを確認しているが,床版には微細なひび割れが生じたのみであり,床版の破壊モードは確認できていなかった.そこで,今回400kNまで載荷可能な土木研究所の輪荷重走行試験機を用いて試験を実施し,400kNで8万回繰返し載荷しても破壊しなかったが,破壊モードは一般的なPC床版で見られるような押抜きせん断破壊ではなく,曲げ破壊と推定されることがわかった.

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