令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁床版(1)

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[I-365] プレテンション中空床版橋の拡幅設計

〇吉田 直弘2、及川 俊介1、大橋 友也1、張 鵬2 (1.東日本高速道路、2.NEXCO西日本コンサルタンツ)

キーワード:プレテンション中空床版、拡幅設計、格子モデル、ギョン・マソネ、3次元FEM解析

プレテンション中空床版橋(以下,「プレテンホロー橋」という.)における一体化構造による橋梁拡幅は現場打ち中空床版橋や鋼桁橋等に比べて施工実績が少ない.現場打ち中空床版橋や鋼桁橋の拡幅設計手法はNEXCOの設計要領第二集に示されているが,プレテンホロー橋の拡幅設計手法は示されていない.この形式の橋の拡幅はいかに新旧構造を一体化するかが課題となる.既設プレテンホロー橋の横桁のPC鋼材をカプラーで新設PC 鋼材と繋いで一体化を図る方法が考えられるが,一般に既設横桁のPC 鋼材の余長が短いため施工が困難となる.この課題に対して,本設計はRC構造で新旧横桁の一体化を図った.

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