令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(2)

座長:青木 康素(阪神高速道路)

[I-399] 断面欠損した鋼桁端柱部材のCFRP板接着による補修の合理化に関する検討

今井 貴也2、タイ ウィサル1、〇中村 一史1、上條 崇3、小林 明史3、平野 秀一2、政門 哲夫4、鈴木 啓之5、中川 健太6 (1.東京都立大学、2.首都高速道路、3.首都高速道路技術センター、4.日本エンジニアリング、5.ダイクレ、6.ITW PP & F JAPAN)

キーワード:鋼桁端部、断面欠損、接着接合、CFRP板、低弾性接着剤、補修

本研究は,腐食により断面欠損した鋼桁端部に対し,軽量で,現場でのハンドリングに優れる立体CFRP板と低弾性・高粘度の接着剤による急速施工を特徴とした補修工法の開発を目的としたものである.過年度の研究では,本補修工法を適用すれば,桁端の断面欠損を模擬した試験体は,断面欠損のない健全体と同等の圧縮耐力まで回復することを確認した.しかしながら,3面からなる立体CFRP板の接着補修では,接着施工,CFRP板の製作の合理化が課題として挙げられた.そこで本研究では,L形のCFRP板を,ウェブ面を除いた2面に接着することによる桁端柱部材の性能回復を実験的,解析的に検討した.

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