令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

都市施設の耐震・盛土の耐震

座長:小野 祐輔(鳥取大学)

[I-439] 和歌山県における南海トラフ地震の斜面崩壊による孤立性評価

〇穂積 克樹1、酒井 久和1、梶谷 義雄2 (1.法政大学、2.香川大学)

キーワード:南海トラフ地震、斜面崩壊、途絶確率、孤立性評価、地表面最大速度、手法の妥当性

地震時に発生する斜面崩壊を未然に防ぐことは,集落の孤立化の抑制に有効である.そこで本研究では,まず,斜面崩壊確率を斜面状況を詳細に記録した防災カルテ・安定度調査表,地表面最大速度(PGV),勾配データに基づいて求め,道路ごとに途絶確率を算出する.2004年新潟県中越地震後の道路の規制状況と比較することにより手法の妥当性の検証を行った.つぎに,将来発生が予測されている南海トラフの巨大地震時における和歌山県の緊急輸送道路に対して本手法を適用し,道路の途絶確率を算出した.さらに,求めた道路ネットワークの途絶確率から孤立性評価を行い,対策するべき箇所について提案,その有効性の検討を行った.

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