令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(測定)

座長:蘇 迪(東京大学)

[I-332] ERAを用いた温度環境が橋梁の構造パラメータに及ぼす影響の分析

〇太田 小春1、竹谷 晃一2、吉田 純司1 (1.山梨大学大学院、2.東京工業大学)

キーワード:橋梁振動、構造応答、常時微動、ERA法、減衰比、構造同定

本研究は,橋梁の振動応答を用いた構造パラメータ分析の課題となっている分析結果のバラつきに着目した.バラつきの要因のひとつである気温の影響を定量的に評価することを目的として,実橋梁での計測を元に分析を行った.一般道路橋において長期間計測した加速度応答から常時微動成分のみを抽出して気温別にデータを整理し,ERA法を用いて構造パラメータの推定を行った. ERAの指標であるMAC指数で重み付け平均をとることで,分析方法によるばらつきを低減した算出方法を提案した.算出した構造パラメータと気温の関係から,振動数は気温と負の相関がある一方,減衰比はある気温で極大値を有することが示された.

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