橋梁床版(2)

[I-374] セラミック製定着体を用いた継手を有するPC床版の輪荷重走行試験

〇高橋 周斗¹、新井 崇裕¹、一宮 利通¹、古市 耕輔¹ (1.鹿島建設株式会社)

キーワード：プレキャストPC床版、継手、耐疲労性、輪荷重走行試験

近年，道路橋のＲＣ床版の取替え工事で多く採用されているプレキャストＰＣ床版では，床版相互の接合構造の経年劣化や疲労損傷に対する耐久性が求められている。これに対し，筆者らは，高耐久なセラミック製定着体を用いた継手を考案し，これまでに本接合構造の基本的な性能に関する検討を行ってきた。本論文では，本接合構造を有するＰＣ床版を対象に輪荷重走行試験を実施し，耐用年数100年相当の耐疲労性を確認した。試験の結果，耐用年数100年相当の耐疲労性を有することを確認した。