橋梁床版(3)

[I-383] 継手部構造を有する鋼板格子筋を用いたRC床版のSFRC上面増厚補強法の耐疲労性および付着力の検証

〇中島 博敬¹、阿部 忠¹、塩田 啓介²、吉岡 泰邦²、有薗 和樹² (1.日本大学、2.JFEシビル)

キーワード：RC床版、鋼板格子筋、SFRC上面増厚補強、耐疲労性、継手部

鋼板にレーザ加工を施して一面加工とした鋼板格子筋を用いたRC床版の増厚補強における耐疲労性および補強効果が評価された．しかし，実橋梁においては継手構造が必要となり，継手構造を設けた場合の構造上の弱点が懸念される．そこで本研究では，増厚層内に継手部を設けて上面増厚補強したRC床版供試体を用いて輪荷重走行実験を実施し，耐疲労性の検証および建研式引張試験より補強界面の引張付着強度を検証する．
その結果，重ね継手構造を設けた場合においても耐疲労性は大幅に向上し，十分な付着性を有する結果が得られた．