令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(4)

座長:中村 一史(東京都立大学)

[I-418] FRP を用いた非接着補剛法による鋼板の座屈補剛効果

〇松本 幸大1、中本 大暉1、三枝 玄希2 (1.豊橋技術科学大学、2.呉工業高等専門学校)

キーワード:FRP、座屈補剛、鋼板、圧縮耐力

近年の社会基盤構造物の経年劣化対策や作用外力の増加に対する補強等に対して,軽量で高強度,高耐食性を有するFRPを用いた既存構造物への補修・補強法の研究・開発が進んでいる。これまで,FRPを用いた補修・補強法では,接着接合を用いて既存部材の応力低減を図るものがほとんどである。一方,接着接合は剥離等の接着接合部の損傷により急激な耐力低下を招くことや,その強度のバラつきが課題と考えられる。そこで本研究では,FRPによる接着接合を用いず補剛によって補強効果を発揮させる手法の提案を行うとともに,顕著な耐力上昇効果を実験によって明らかとした。

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